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朝から晩まで2525ならぬ2424(ニヨニヨ)している坊主のブログ。ニコニコ関連記事を中心にアイマスとかボカロとかの感想を言ったりします。 主にニコニコRPG関係、ニコマス動画についてご報告させていただきます~。あとデフォルトで遅レスです… ご了承いただきたく(´・ω・`)

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プロフィール
HN:
匿僧/おしまいのP
性別:
非公開
趣味:
ニコニコ動画・読書・その他
自己紹介:
朝から晩までニヨニヨしているダメ僧侶。最近怖いことは毛根が死滅すること。SFとヤンデレとみっしりした漢字がとても好き。
閣下をこよなく敬愛しておりますが、今だハコ購入に至らない僧侶に愚民を名乗る資格なぞ無いため、遠くから密かにお慕い申し上げております…
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ニコニコのエントリ方法がよくわからんからちょっとテストがてら
このBlogは拙僧のマイリス代わりという意味もあるんで、閣下関係の動画をいくつか並べてみる。



【GodDiva】 なふP
思わず背筋の震える美しさ。まさに漆黒の美ですね閣下。




【ヒカリ(ジサツのための101の方法)】 どばるP
これを検索したところから閣下の魅力にハマった気がする。ラストの狂気の寓話がたまらん。




【春香覚醒蒼い鳥】 魔汁P
これがオフィシャルかよ!573さんもう閣下は公認かよ!じゃあ二次創作で閣下でいいんですね閣下で… と思った原因。思わずライブ03を即買いでした。
でも03だとやよいの魅力に思わず目覚めたりもした。やよ癒したまらんよ。

春閣下関係の動画はむちゃくちゃ美しいのが多いよな…かっかいいよかっか
はるるん(白春香さん)も可愛いんだが、なにしろ閣下の圧倒的な存在感はインパクトが大きすぎます。それに曲のセレクトがいちいち上手いしな!!
公式の春香さんが閣下になってるのは最近だというが、プロデューサーじゃないファンの意識だったら、どっちが本当の顔なのか分からないミステリアスさが春香さんの魅力なんじゃないすかね。


 



【闇春香SS】 ”GodDiva”


 ―――へえ、春香ちゃん、それじゃあ自分で歌詞を書いたりはしないの?
 えー、どうかなー。私、いろいろファンの方にキモチを伝えたいって思ったりはするんですけど、それを上手に歌詞にできる自信はまだあんまりないんですよ。すっごく、あこがれたりはしますけど。
 ―――765プロだと、雪歩ちゃんとかは自分で書いたりしないの?
 書いてますよ(笑) ただし、雪歩は照れやさんなので、同じ事務所の中でこっそり聞くだけですけど。
 ―――ぜひ聴いてみたいなー
 ダメだよ~。そんなことできませんって。それに、そんなことしたら、私たち、雪歩を掘り出すためにスケジュールがつぶれちゃいますから!(笑
 ―――でも、前回のゲリラライブだと、春香ちゃんもやよいちゃんも新境地だったよね。あのアレンジは自分たちで意見を出したりしたの?
 私はアレンジャーさんにお任せでした。えっと、でも、美希と亜美はけっこう自分であれやりたいこれやりたいって言ってたかな?
 わたしは一回、ああいうの歌ってみたいってプロデューサーさんに言ったことありますー。でも、アレンジもらったときには、あ、おぼえててくれたんだ! わたし、歌っていいんだ! と思ってびっくりしました。
 歌っていいよーって私が言ったんだよね。やよいって子守唄みたいなのも上手いし。
 えへへ… みんなにドキドキされちゃって、わたしのほうがびっくりでしたぁ。
 ―――正統派アイドルの路線から二人で思いっきり脱線! って感じだったけど、よかったよね。あの路線ではもう行かないの?
 どうかなぁ(笑 好評だったらまたやるかもしれません。
 うっうー! わたしもですぅ!
 ―――やよいちゃんはホントに清純派、癒し系って感じで、今後はお姉さん系を求めるファンにもアピールできそうだよね。みんなの妹、高槻やよいっていうのはどうかな。
 えー、今のところやよいは私の妹なんで、取られちゃうと困りますよー!
 あぅ…… わ、わたしはどっちかっていうとおねえちゃんだったから、いきなりお兄さんが増えると嬉しいけどちょっとこまっちゃうかも。
 ―――春香ちゃんはゴシック系? ああいう音にこだわりのある感じの音楽に行くとか。でも、自分がそういう音楽のことぜんぜん知らないコが、ポジパンの焼き直しみたいな世界観とかを歌いきれるのかなって思う人もいると思うんだけど、春香ちゃんはどうするつもり…

「って、ああ、こっから先は余計な話かなー。あははー。でも、オフレコだから教えてくんない?」
 少しタバコくさい狭い部屋で、隣の席の春香の様子をうかがいながら、やよいは居心地が悪くもぞもぞと尻を椅子に動かす。春香はさっきからニコニコと笑顔で対応しているが、だんだん、インタビュアーが変な方向に加速してきているのを、やよいは感じていた。
「あの…… 記者さんは……」
「うん、うん、やよいちゃんはいいよ。ああいうのはすごいアピールもすると思うしね」
 顔は笑っている、でも、目が笑っていない。正面の席に座ったインタビュアーは、ボイスレコーダーはつけっぱなしにしているけれども、すでに手帳にメモを取るのをやめていた。ここから先は、ただの個人的な質問になってしまっているという証拠だ。
 ―――感じが悪い。
 春香は笑顔でそつなく対応しているが、やよいは、苦い味が喉の奥からこみあげてくるような気分を味わう。
「あの……」
「まあ、最近はさ、若い女の子とかでもああいうゴスロリ? みたいなの? 好きなコが多いし。でもさあ、そういう手首を切りそうなイメージってアイドルとしては正直マイナスだと思うんだけど、春香ちゃんは今後はそういう路線で行くのかなー。どうなの? やよいちゃんと逆にならない?」
「ええー、ならないですよ、そんなのー。でも、歌でそれだけ真剣にイメージを感じてもらえたんだったら、嬉しいかなあ」
「うん、そこが意外なんだよね。ぜんぜんそういう曲とかさ、歌詞のこと知らないアイドルが、キミらの時代の看板曲にああいう思い切ったアレンジをしちゃったっていうことが」
 ぶっちゃけた話、あんたみたいなアイドルが、そういう世界に踏み込むってのが不快なんだよ。
 相手の目線からそういうメッセージをはっきりと受け取って、やよいは、思わずぐっと奥歯をかみ締めた。
 春香。側を見る。まるで姉のように慕っている同輩は、笑顔でそんな質問も受け流していた。もしかして春香さん、気付いてないの? 春香さんがあのアレンジを歌えちゃったのが不愉快だって言われてるんだよ?
 春香。リボンをつけた髪と、緑がかった目。正統派を一歩も踏み越えないラインの上を丁寧に歩いていく返答と表情。たとえどんなことを訊かれたって。
「春香ちゃんさ、思い切って聞いちゃうけど、やよいちゃんはすごく正統派にみんなの妹、みんなの恋人ラインで言ってさ、自分のほうはもっとセクシー路線に変更… とかなっちゃったら、デュオもムリが出てくるよねーとか思わなかった?」
「ええっ、私セクシーでした? そんなこと滅多に言われないから、意外だなー」
 くすくすと笑う。口元に手を当てる。やよいは何かを言いかけた。けれど。
「……そういう話するってことはぁ…… こっちから、質問してもいいですか?」
 ふいに、春香の声が、微妙に、トーンを変えた。
「はるか……さん?」
 思わず横を見る。だが、春香の表情は変わっていなかった。何も変化しない、【かわいらしいアイドル】の顔のままで、春香は、さらりと言う。



「もしかして記者さん、私に何かをされたいって思っちゃったりしました?」



 やよいは、ぎょっとした。
「はるか、さ……!」
「生意気な女の子、すっごくムカつく、首絞めちゃいたい、って思いましたか。それとも、私の歌で心を動かしてしまって、屈服させられた気持ちになっちゃたんですか?」
「……!」
 やよいは、何かをとっさに言おうとした。だが、正面に座った男の声のほうが、早く返事を返してしまった。
「それ、どういうこと?」
 冷たい声。違う、トーンを押さえ込もうとしているのだ。
 春香はスッと眼を細めた。淡いピンクのグロスをのせたくちびるが、笑みの形を作る。
「そのままのことです。―――ねえ記者さん、あなた、どうしてそんなに怒っているの?」
「……あのさ、春香ちゃん、これ、こっちのインタビューなんだけど」
 声の震えが収まらなくなる。はあ、と長く息を吐くと、彼は、眼を上げた。そこにある表情に、やよいは、ひゅっ、と音を立てて息を吸い込む。
「あっそう。じゃあ、言わせて貰うけどさあ」
 はっきりと――― 憎悪。
「ああいう安っすいやり方でさ、お手軽にゴシックっぽいのとか…… ムカついたね。なんだか知らないけど、無性に腹が立ったよ」
「ふぅん? どうして?」
「歌詞とアレンジがぜんぜんあってない。大体、あんた、誰に向かってアレを歌ったんだよ? ああいうドロドロした感じのやつ、誰に聞かせたかったわけ? いったい誰に?」
 あんなのぜんぜん需要ないね、彼は嘲笑しようとした。
「あんたのこと俺がどう思ってるか言ってやろうか。なんでもやっちまう、お手軽なインスタントヒロイン。つまり、ダッチワイフってこと。分かる?」
「それっ、ひどすぎ……ッ!!」
 だが、その声をさえぎって、春香の返事が聞こえた。
「そう、ありがとう」
 はっとして、やよいは、思わず振り返った。
 春香がゆっくりと足を組みかえる。16歳の少女の細い足。藍色のハイソックスと、白いパンプス。
 くすくすと笑う声が、いつもと、トーンが違う。細められた眼が目の前の男を映していた。まるで、二つの小さな鏡のように。
「なんだ、それ?」
 男は答える。春香は、妖艶、と言っていいほどの余裕を含ませて答えた。
「だって私、あの歌は、あなたみたいな人に向かって歌ったんだもの……」
「はぁ? 何、言って」
「だって、ゾクゾクしたんでしょう。怖いって思ったって言ったわね?」
 たとえば、このペンで、と春香は言う。テーブルから拾い上げたシャープペンシル。カチカチと音を立てて、芯を出していく。
 ゆっくりと、それを近づける。
 男の目の、眼球の、すぐ傍まで。
 あと数センチ、という距離に、尖ったシャープペンシルの先端を突きつけて、春香は微笑んだ。
 カチカチ。
 カチカチカチ。
「―――ゆっくり、目の前に、尖った芯を突きつけられていく。逃げようと思えば逃げられる。でも、あなたは逃げない。”逃げられない”のではなく、"逃げない”んだわ……」
 カチカチカチカチ。
 カチカチカチカチカチ。
「どうして? 痛いし、怖いし、屈辱だわ。10以上も年下の女に、そんな扱いをされるなんて、人に知られたら、なんて思われることか」
 カチカチカチカチカチカチ。
 カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
「でもね、本当に怖くて、そして気持ちが悦いのは、そのせいなの」
 カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ


「プライドっていう安っぽい殻を剥ぎ取られて、絶対的な力を持った誰かに名づけられ、支配され、踏みつけられ、そして、破壊されたい。絶対に露呈してはいけない、誰にも知られてはいけない、マゾヒズムというのにも生ぬるいような自己破壊願望。
 それが、あなたの心の奥底にある、いちばん秘められた欲望だったから」



 ……だからあなたは私を否定しようとやっきになるの……



 ぷちん、と音を立てて、シャープペンシルの芯が、折れた。
「……さて、と」
 その瞬間、そこに張り詰めていた何かの糸が、同時に、切れた。
「ちょっと、余計な話をしすぎちゃいましたねっ。新曲のこと訊かれて、思わず、いっぱいアピールしたくなっちゃったから。えへへ、ごめんなさいっ」
 春香はそう笑い、ぺこんと頭を下げる。やよいもハッと我に返った。
「あ、テレコ、止まっちゃってる~。ごめんなさい! 喋りすぎちゃったからかなぁ?」
 言われたとおり、気が付くと、テーブルの上に置かれていたレコーダーが止まっていた。やよいは一拍遅れてその意味を理解する。では、今の春香の変貌も、記録に残っては居ない? 
「あ…… ああ、あ」
「じゃあ、私たち、次があるんで、失礼しますね。長々とありがとうございましたっ。ほら、やよいも!」
「は、はい……」
 腕をひっぱりあげられて、やよいはパイプ椅子から立ち上がる。半ば呆然と、テーブルの向こうの男を見た。今も眼を見開いて、まばたきひとつもしない男。春香だけを呆然と見上げる男を。
「もう質問、無いですよね? じゃあ、ありがとうございました! 記事、楽しみにしてますね」
「あ…… あ、あの!」
 がたん。音がした。椅子が倒れたのだと理解した。男が立ち上がり、喉を震わせながら、春香を見上げる。
 魅上げる。
 魅了されたように。あるいは、あまりに高みにある存在を、拝謁するように。
「その、春香ちゃん、いえ、春香さん。俺は、おれは……」
「私は、いつでも、あなたと一緒ですよ?」
 まるで男の台詞を先取りしたように、春香は、答えた。
 可憐な少女の微笑みで。
「私の歌を、聞いてください。そうしたら、いつでも私はそこにいるから」
 じゃあ、と言って、春香はきびすを返した。やよいもためらいながら、それに続いた。
 二人が廊下を歩いていくと、まもなく後にした部屋から、奇妙な絶叫が聞こえてきた。道行く人がぎょっとしたように振り返る。絶叫と嗚咽の混じったような声。だが、春香は一度も足を緩めなかったし、振り返りもしなかった。
「あの、春香さん……!」
「ねえやよい、知ってる?」
 春香は、驚き、ためらうやよいに向かって、にっこりと笑いかけた。
「【IDOL】ってね、【偶像】って意味なの。昔、神様がいなくなったことを哀しんだ人たちが、自分たちのためにニセモノの神様を作った、それが、【IDOL】」
 どう思う? と春香は小首をかしげる。
「こういうのって、やよいはどう思うのかなぁ?」
 いたずらっぽく、また、可愛らしく。
 いつものように。
 ややためらい、それからやよいは、答えた。
「……素敵、です、ね?」
 春香は、くすくすと笑った。それからやよいの頭を撫でる。


 その手はいつものように、いたずらっぽく、優しくて、そして、少しだけ冷たかった。



 

 

 

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